令和のコミュニティ
トナリトの清水です。初書きブログは「コミュニティ」について。
近隣地域、学校、職場、趣味活動・・・、僕たちは、様々な場で、様々な人たちと交わり、様々なコミュニティを形成している。このコミュニティのあり方は、時代の流れとともに変容していくけど、令和の時代になって、ますます多様化した印象があるな。
それは、インターネットやスマートフォンの普及、色んなサービス等の充実などで、僕たちのライフスタイル自体が多様化したことが大きく影響してるだろう。そして、コロナ禍が、それをさらに加速させた気がする。
今、地域で問題視されている近隣住民同士の交流の希薄化。
近くに住む者同士で助け合う必要性を感じないから、煩わしいご近所付き合いは避け、中には「隣に誰が住んでいるのかもわからない」と話す人たちもいる。
そして、子どもたちは、「知らない大人に声をかけられたら逃げる」ことが安全と教育され、近所のおっちゃん・おばちゃんの挨拶にも当然の如く無視して去っていく。
この先、僕たちの日常はどうなっていくんだろう…、そんな漠然とした不安。今以上に「他者への無関心」が進んだ時代が到来した時、僕たちは一体どんな暮らしをしているのか、タイムマシンがあるならちょっと覗いてみたいものだ。
もし「必要以上の関わり合いからプライバシーを守るために距離をとる時代を経て、今度は離れ過ぎて社会問題化するほど無関心になった…」みたいな話なら、この先も近づいて離れてを繰り返すうちに、ちょうどいい塩梅の距離感が見つかって、みんなで安心し合えるような時代が来るのだろうか…。
日本の世帯構成は、「単身世帯」が最も多くを占めるようになった。
特に「高齢単身世帯」の増加が顕著で、子どもが遠方や未婚といった事情で、近くに頼れる人がいないという人たちも少なくないらしい。
一方で、子どもたちは、遊び場の減少、テレビゲームやインターネットの普及で、接触するのは気の合う同級生等に限定されがちな環境にいる。そして、こうした小さなコミュニティの中では、常に周囲の人たちの目を気にして常に不安を抱えながら過ごす子どもたちも少なくないという話もある。
多様化したはずの令和のコミュニティ。でも、自分が安心して身を置けるコミュニティを見つけられない人たちも、たくさんいるのかもしれない。
こうした中で、僕たちは何に取り組んでいくべきなのか、様々な場で、様々な人たちと交わり、様々な声に耳を傾けながら、トナリトにしかできないこと、トナリトだからこそすべきこと等を見つけていきたいと思う今日この頃である。
トナリト:清水